コンサルティングファームで経験を積んだ後、IPO前のスタートアップに転職するというキャリアを選ぶ人が増えています。
実際、成長フェーズのスタートアップでは
- 経営企画
- BizDev(事業開発)
- 事業責任者
などのポジションで、コンサル出身者が採用されるケースも多く見られます。
一方で転職を検討する際、多くの人が気になるのが
- 年収はどのくらいになるのか
- ストックオプションはどれくらいの価値があるのか
- IPOした場合どの程度のリターンが期待できるのか
といった点です。
本記事では、コンサルからIPO前スタートアップに転職した場合の年収とリターンの考え方について解説します。
IPO前スタートアップとは?
IPO前スタートアップとは、将来的に株式上場(IPO)を目指している企業を指します。
スタートアップは一般的に以下のような成長ステージがあります。
| ステージ | 特徴 |
| シード | 事業検証段階 |
| シリーズA | 初期成長 |
| シリーズB | 事業拡大 |
| シリーズC以降 | IPO準備 |
コンサル出身者が転職するケースが多いのは、
シリーズB〜シリーズCのIPO準備フェーズ
の企業です。
この段階では
- 組織拡大
- 経営管理強化
- 事業戦略
などが重要になるため、コンサル人材の需要が高くなります。
IPO前スタートアップの年収レンジ
IPO前スタートアップの年収は、ポジションによって以下のようなレンジになることが多いです。
| ポジション | 年収レンジ |
| 経営企画 | 800万〜1,200万円 |
| BizDev | 900万〜1,300万円 |
| 事業責任者 | 1,000万〜1,500万円 |
| VP / CXO | 1,200万〜2,000万円以上 |
コンサル出身者の場合、年収900万〜1,300万円程度になるケースが一つの目安です。
ただし、コンサル時代より年収が少し下がるケースもあります。
スタートアップのリターンは給与だけではない
IPO前スタートアップの最大の特徴は、給与以外の報酬があることです。
それがストックオプション(SO)です。
ストックオプションとは、将来一定の価格で株式を取得できる権利です。
企業が
- IPO
- M&A
などを実現した場合、株式価値が上昇し、大きな利益になる可能性があります。
IPOした場合のリターンのイメージ
例えば以下のようなケースを考えてみます。
- ストックオプション:0.2%
- IPO時の企業価値:500億円
この場合、理論上の株式価値は約1億円になります。
もちろん実際には
- 権利行使価格
- 税金
- 希薄化
などがあるため単純ではありませんが、大きなリターンになる可能性があるのが特徴です。
IPO前スタートアップ転職のメリット
コンサルからIPO前スタートアップに転職するメリットには以下があります。
① IPO経験を積める
IPO準備では
- 内部統制
- 経営管理
- IR
- 資金調達
など、企業成長の重要なプロセスを経験できます。これはキャリアとして非常に価値の高い経験です。
② 経営に近い仕事ができる
IPO前スタートアップでは
- CEO
- CFO
と近い距離で仕事をする機会も多くなります。そのため、経営視点を学ぶ機会も増えます。
③ 将来のCXOポジションにつながる可能性
IPO前スタートアップでは
- COO
- CFO
- 事業責任者
などのポジションに昇進する可能性もあります。
転職時に確認すべきポイント
IPO前スタートアップに転職する際には、以下の点を確認することが重要です。
①企業の成長性
- 市場規模
- プロダクト競争力
- 売上成長率
などを確認する必要があります。
②投資家
どのVCが出資しているかは重要です。
有力VCが入っている企業は、IPOの可能性が高いケースもあります。
③ストックオプションの条件
確認すべきポイント
- 付与割合
- 権利確定期間
- 行使価格
などです。
まとめ
コンサルからIPO前スタートアップに転職した場合、
年収は900万〜1,300万円程度が一つの目安になります。
一方でスタートアップでは
- ストックオプション
- IPO経験
- 経営ポジション
など、給与以外のリターンも期待できます。
そのため、転職を検討する際には年収だけでなく長期的なキャリアとリターンを考えることが重要です。
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