MBAを取得した後のキャリアとして、外資系コンサルティングや大手事業会社に加え、スタートアップへの転職を選ぶ人が増えています。
しかし、多くの方が気になるのは「スタートアップに転職した場合、MBA人材の年収や待遇はどうなるのか?」という点でしょう。
本記事では、MBA取得者がスタートアップに転職する際の年収・待遇事情について、大手企業との比較やストックオプションの可能性も含めて解説します。
MBA取得者の平均的な年収水準
MBAホルダーは、論理的思考・ファイナンス知識・マネジメント力を持つ即戦力人材として評価され、年収800万円〜1,200万円が一つの目安です。
- 大手外資系コンサル/金融:初年度で1,200万円〜2,000万円超
- 日系大手事業会社:700万円〜1,000万円前後
- スタートアップ:600万円〜1,000万円+ストックオプション
つまり、現金給与だけで見ると大手企業に劣るケースが多いのが現実です。
スタートアップの年収レンジと特徴
スタートアップでは給与体系が企業規模や資金調達フェーズによって大きく異なります。
- シード・シリーズA(社員数10〜30名規模)
→ 年収500万〜800万円程度が多い。創業期は資金余力が少なく、報酬は抑えめ。 - シリーズB以降(社員数30〜100名以上)
→ 年収700万〜1,200万円程度。管理職や事業責任者クラスでは大手に近い水準も。 - IPO準備中・上場企業
→ 年収1,000万円〜。SO付与の可能性大。
年収以外の待遇:ストックオプション(SO)の重要性
スタートアップ転職の大きな魅力がストックオプション(SO)です。
- IPO時やM&Aで大きなキャピタルゲインを得られる可能性がある
- 現金報酬が低くても「将来のリターン」で補填される
- 経営陣・CxO候補は特にSOが付与されやすい
MBA人材がスタートアップに入る場合、報酬交渉では「SOの有無・割合」が極めて重要になります。
ワークライフ・キャリア面での待遇
給与以外の「待遇」も見逃せません。スタートアップでは、
- フレックスタイムやリモートワーク制度が整っている企業が多い
- 裁量が大きく、事業責任者ポジションを若くして担える
- 英語使用環境や海外出張機会が多く、グローバルキャリア形成につながる
大手と比較すると福利厚生は限定的ですが、その分成長機会と自由度が魅力です。
MBA人材がスタートアップを選ぶメリット・デメリット
メリット
- 若くして経営に近いポジションに就ける
- SOによる将来のリターンが期待できる
- 成長市場やグローバル展開の最前線に立てる
デメリット
- 初期給与は大手より低いことが多い
- 福利厚生が限定的
- 企業の存続リスクもある
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まとめ
MBA取得者がスタートアップに転職する際の年収・待遇事情は、
- 現金給与は600万〜1,200万円が中心レンジ
- 大手に比べて低めだが、SOによるアップサイドが期待できる
- キャリア面では裁量権・成長機会・グローバル経験が得やすい
スタートアップへの転職は、給与だけでなく「成長機会」や「将来のリターン」を含めて検討するのが重要です。
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