かつてMBA取得者のキャリアといえば、外資系コンサルティングファームや大手グローバル企業への転職が“王道”とされてきました。
しかし近年、その流れに変化が起きています。実際、MBA卒業後にスタートアップでのキャリアを選ぶケースが目立つようになっています。
では、なぜ今、MBA人材がスタートアップを志向するのでしょうか?
4つの理由
理由1:裁量とスピード感が大きい「成長環境」
スタートアップの魅力のひとつは、若手でも経営に近いポジションで意思決定に関われることです。
特にMBAで経営戦略やファイナンスを学んだ人材にとって、企業の中枢でそれらを“実践する場”としてスタートアップは非常に魅力的。
事業開発や海外展開、資金調達、経営管理などに即戦力として関われる環境が整っており、企業フェーズによってはCxOや執行役員ポジションでの採用も現実的です。
理由2:キャリアの希少性が高まる
MBA人材がスタートアップで実績を積むことは、将来的なキャリアのポートフォリオ価値を高めます。
特に以下のような実績は大手企業では得られにくく、転職市場でも評価されやすい傾向があります。
- 0→1の事業開発経験
- シリーズB以降の成長戦略策定・実行
- 海外市場へのローカライズ展開
- VCやCVCとの資金調達交渉
これらの経験は、将来的にPEファンド、事業会社の経営企画、あるいは自身の起業など、複数のキャリア選択肢を拓く強力な武器になります。
理由3:「Mission Driven」な志向の高まり
多くのMBA取得者が、自身のキャリアにおいて「社会的インパクト」や「パーパス(目的)」を重視するようになっています。
スタートアップでは、教育、ヘルスケア、サステナビリティ、AIなど、社会課題に取り組む領域が多く存在し、ビジネスとインパクトを両立するキャリアを志向する人にとって好相性です。
理由4:グローバル志向との親和性
近年、日本のスタートアップでも海外展開を前提としたビジネス設計が主流になりつつあります。
その中で、英語力とグローバルな視点を持ったMBA人材は、まさに即戦力として求められています。
- 海外VCとの資本政策交渉
- 英語でのIRやピッチ資料作成
- 現地法人立ち上げ支援
など、MBAで培った知見がダイレクトに活きる場面が多数あります。
スタートアップ転職に向いているMBA人材の特徴
✔ 裁量を持って働きたい
✔ 自ら手を動かしながら経営に関わりたい
✔ 将来的に起業を視野に入れている
✔ 社会課題解決に強い関心がある
✔ グローバルな環境で成果を出したい
上記に当てはまる方は、ぜひスタートアップも視野に入れてみることをおすすめします。
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まとめ:MBA × スタートアップはキャリアの武器になる
MBA後のキャリアは、大企業かスタートアップかという二者択一ではありません。スタートアップでしか得られない経験やスキルは、長期的に見て大きな資産になります。
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